涙やけは身近な問題で、多くの飼い犬がなる症状です。
改善するには色々な方法があり、その一つに食べ物があります。
ドッグフードは愛犬が毎日食べるもので、メインの食事です。
この食事が添加物を使っていない体に良いものになれば、愛犬の健康を守ることができます。
涙やけになっていたとしても、きっと症状が改善されます。
しかもドッグフードは毎日あげるものですから、あげ忘れの心配もありません。
何か特別なサプリをあげたり、ブランド物のシャンプーを使ったりするよりもずっと効果的です。
ここでは、犬の涙やけに効果があるドッグフードを紹介していきます!
犬の涙やけ対策に効果的なドッグフードを選ぶポイントは?
涙やけを改善するためにはどのようなドッグフードがいいのでしょうか。
まずは、涙やけを改善するための効果的なドッグフードを選ぶポイントをまとめてみました。
- 無添加のドッグフードを選ぶ
- 腸内環境を整える成分が入ったドッグフードを選ぶ
- 主原料がお肉か魚で、タンパク質が豊富なドッグフードを選ぶ
- コスパが良く、継続しやすいドッグフードを選ぶ
それでは一つずつ見ていきましょう。
無添加のドッグフードを選ぶ
人工添加物は、摂りすぎてしまうと消化不良の原因となります。
消化不良を起こしてしまうと、涙やけやアレルギーの発症につながることもあるのです。
ドッグフードは、添加物に天然由来成分のものを使っているものや「人口添加物一切不使用」の表示のあるような、安全性の高いものを選ぶようにしてみましょう。
さらに涙やけ対策、改善の可能性にもつながりますよ。
腸内環境を整える成分が入ったドッグフードを選ぶ
腸内がきれいな状態であれば、消化吸収を促進し、老廃物も除去されるので、涙やけの改善につながる可能性も高くなります。
腸内環境を整えるためにも、乳酸菌やオリゴ糖などの成分が入っているドッグフードを選び、老廃物の排出が促してあげましょう。
また、消化吸収力が向上することで嘔吐や便秘も起こりにくくなるので、乳酸菌やオリゴ糖などを摂ることは、涙やけだけではなく、愛犬の体のサポートにもつながりますよ。
主原料が肉か魚で、タンパク質が豊富なドッグフードを選ぶ
犬の消化器官は人間と違い、大量の穀物を消化することが苦手です。そのため、穀物が主原料として使われているものだと、消化不良を引き起こし老廃物が体内に溜まりやすくなってしまいます。
食事の消化吸収を良くするには、タンパク質が豊富な肉や魚がメインのドッグフードを与えるのが理想的です。
もちろん、消化吸収が良くなれば、涙やけも改善されますよ。
今涙やけになっていなくても、涙やけ予防のために、小麦やとうもろこしなどの穀物を主原料としているドッグフードではなく、肉や魚がメインのドッグフードを選ぶのもいいですね。
コスパが良く、継続しやすいドッグフードを選ぶ
涙やけは、一時的に改善されても、また再発することがあります。
良質なドッグフードを選んで涙やけが改善されても、元のドッグフードに戻してしまって、また涙やけになってしまったという事例も少なくありません。
良質な栄養成分は、長い期間をかけて摂り続けることで効果が生まれるものです。
せっかく涙やが改善されたのであれば、できるだけ続けるようにしてください。
ただし、継続するためには、続けられる範囲での価格であることも重要。
無理して高いものを選ぶと続けられなくなってしまいます。
健康成分とコスパ、両方のバランスがとれたドッグフードを選ぶようにし、消化の良いドッグフードを与えるようにしてみましょう。
涙やけ防止には、ドッグフード選びも大事だということがおわかりいただけたかと思います。
消化の良いタンパク質でできた低カロリーの食生活を心がけるといいでしょう。
また、加熱などの加工をした食品は、分解しにくく、涙やけ改善に適していません。
無添加で、酵素や乳酸菌など、消化を助ける栄養たっぷりの食事をさせてあげるようにしましょう。
涙やけ対策になるドッグフードを紹介!
涙やけに良いドッグフードの条件がわかったので、この条件に合うドッグフードを
探してみました。
2点ほどご紹介いたします。
【アランズ ナチュラルドッグフード】
アランズドッグフードは低脂肪なラム肉が主原料で、ダイエットにも向いているドッグフードです。
原材料が10種類あり、アレルギー対応力が高く、安全性が評価できます。
また、酸化防止剤も使わず全て自然素材のみ配合しているところも魅力です。
◎メリット
・穀物不使用のグレインフリーなドッグフードなので、消化不良やアレルギーリスクを避けることができる
・野菜やハーブも豊富に使っているので、腸内環境を整えられる
・消化吸収を促進するサツマイモもたっぷり配合されているので、体内の老廃物が排出しやすくなり、涙やけや便通の改善にも効果的
・保存料は天然素材のみなのに、未開封であれば賞味期限18ヶ月と長持ちする
◎デメリット
・内容量が2kgのみしかない
・味の種類も1種類だけなので、味が嫌いだと食べてくれないこともある
【カナガンドッグフード】
カナガンドッグフードは、イギリスの最高級無添加ドッグフードで、英国王室のエリザベス女王より表彰されたこともあり、人気の高いドッグフードです。
穀物不使用で体にもやさしく、チキン味は、肉の配合量が50%もあり、愛犬の食いつきも違います。
◎メリット
・犬の消化に良くない穀類を使っていない(グレインフリー)
・人間が食べられるほど新鮮で上質なものを使っているのでとても安全
・子犬や小型犬でも食べやすい小さめサイズを使っているので、口の小さなワンちゃんでも噛み砕きやすく、万が一飲み込んでしまっても安心
◎デメリット
・ドライフードなので、カリカリのドッグフードが嫌いな犬は好まない場合がある
・値段が高め(2㎏で4,356円)
この2つのドッグフードは、どちらも無添加で消化にも良いので、犬の健康を保つのに効果的です。
愛犬の全身の健康状態がよくなるので、涙やけも自然と改善していきますよ。
涙やけ対策のドッグフードを選ぶ際の注意点
涙やけの愛犬のためにドッグフードを替えようと、新しいものを探していると、
涙やけ対策のドッグフードを見かけることがあります。
でも、涙やけ対策のドッグフードは本当に効果があるのでしょうか?
残念ながら、効果が無いものもあります。
選ぶ際に注意してほしい点を以下に挙げていきますので、参考にしてください。
選ぶ際に気を付けてほしい点① 「~ミール」と書かれている原料
「~ミール」と書かれている原料は、加工品や食べられない部分も配合している可能性があります。
例えば、「ラムミール」はラムの内臓や骨も入っている可能性があるのです。
「ミール」というのは「細かくした肉」を意味する言葉で、それ自体が悪いものを使用しているという意味ではありません。
しかし、ミールにする工程において加熱処理が長時間行われている場合があります。
その場合、たんぱく質の変形による消化率の低下や脂質の劣化が起こる可能性もあるのです。
選ぶ際に気を付けてほしい点② 玄米が入っている
実は、玄米が入っているドッグフードも注意が必要です。
玄米は人間にとっては健康に良い食べ物ですが、穀類であるため、犬にとっては消化しにくい原料となるからです。
選ぶ際に気を付けてほしい点③ ビートパルプが入っている
ドッグフードの原材料に「ビートパルプ」と書かれていることがあります。
これはどのような材料か知っていますか?
ビートパルプとは、ビート(てんさい)の繊維質のことです。ビートは、ずんぐりとした大根のような野菜で、サトウダイコンとも呼ばれます。
ビートの太った根の部分は糖を多く含んでおり、上白糖として販売されている砂糖の主な原材料の一つとなっているものです。
この糖分を取った後の残ったビートの繊維部分を「ビートパルプ」と呼びます。「パルプ」という呼び方のとおり、繊維質に富んだ原材料です。
ビートパルプはうんちを固める働きがあり、少量であれば問題はありませんが、この量が多いと便秘になってしまうこともあるんです。
また、ビートパルプはかさ増し目的でも使用されています。かさ増しに使用するということは、それだけドッグフード自体の栄養価も低くなります。
たくさん量を食べる犬であればかさ増ししても問題ないですが、少食の犬は食べる量が少ないため栄養摂取量が少なくなってしまうのです。
以上のようなことに気を付けてみるといいでしょう。
あいまいに書いてあるドッグフードは、良くない原料を使っている可能性もあります。
涙やけ対策のドッグフードでも、添加物が入っていたり、注意が必要な原料が入っていたりと、涙やけには向かないものもあります。
犬の涙やけ対策をするには、「涙やけ」と書かれているかどうかでドッグフードを選ばず、無添加かどうか、穀類が入っていないかどうかなどの基準で選びましょう。
涙やけのドッグフード以外のケアは大変!?実際の体験談
愛犬の涙やけをケアするためにドッグフード以外のケアもする必要があります。
しかし、面倒に感じるものも多いようです。
涙やけのためにやっているケアについて調べてみると、
・ティッシュで涙をこまめに拭いてます。結構面倒です。
・目のマッサージを毎日3分してる。スキンシップになっていい。
・目薬をすようにしてます。でもなかなかやらせてくれない。
このように涙やけのケアに手こずっている飼い主さんも少なくないようです。
無添加のドッグフードに替えるだけなら、手こずる心配もないので安心ですね。
私の友人は、愛犬に添加物がほとんど入っていないドッグフードを与えています。
本当は無添加のドッグフードをあげたいようなのですが、経済的なことがあり「ほぼ無添加」のドッグフードにしているそうです。
それでも添加物がかなり入っているドッグフードをあげていたときよりは、涙やけが良くなり、毛のパサつきもなくなりました。
無添加のドッグフードに替えればいいだけなのは楽ですし、効果が確実です。
塗り薬や目薬よりも続けやすいですよ!
まとめ
涙やけに困っている方は、ぜひドッグフードを替えるところから試してみてください。
犬も人と同じで、体の外側からのケアよりも、内側からのケアの方が効きやすいです。
ドッグフードを選ぶときのポイントとしては、
・無添加のドッグフードを選ぶ
・腸内環境を整える成分が入ったドッグフードを選ぶ
・主原料が肉か魚で、タンパク質が豊富なドッグフードを選ぶ
・コスパが良く、継続しやすいドッグフードを選ぶ
以上のポイントを抑えて選ぶと、継続して食べられるドッグフードが見つかるでしょう。
食事から愛犬の健康を見直すことで、涙やけも治りやすくなりますよ。