犬の涙やけがひどくなると、目に異物が入ったり、角膜炎になったりして、目の周りが汚れてしまったり、炎症を起こしてしまいます。
そして、それが悪化するとかさぶたになることもあります。
目の下にかさぶたができてしまうと、見た目が悪くなるだけではなく、治りにくくもなってしまいます。
でも、なってしまったらケアして改善するしかありません。
ここではケア方法をご紹介していきます。
涙やけでかさぶたが出来たらどうやってケアする?対処法は?
まず、涙やけになったらこまめに目やにや涙を拭いてあげましょう。
そして、洗眼液で目のゴミをとったり、清潔にすると治りが早くなります。
でも涙やけに気づくのが遅かったり、治療をはじめるのが遅かったりすると、目の下にかさぶたができることがあります。
こうなると治すのに時間がかかるので、毎日のケアが大変になります。
くれぐれもかさぶたが出来る前に治療してください。
そして、もしかさぶたが出来てしまっても丁寧に毎日ケアをしましょう。
かさぶたが出来たときのケア方法を調査してみました。
・犬がはがさないように見守る
・規則正しい生活を愛犬にさせる
・モイストヒーリングをする
これらのケア方法は人間にかさぶたが出来たときと同じです。
かさぶたができるメカニズム、出来る理由、治療に必要なものは人間も犬も変わりません。
きになっていじってしまうようなことは避けてくださいね。
犬の涙やけでかさぶたが出来てしまったときに効果があるモイストヒーリング
かさぶたの治療にはモイストヒーリングが効果的です。
どんな方法なのか、詳しく説明していきます。
モイストヒーリングとは、かさぶたになっている部分を保湿すると皮膚本来の修復力が高くなって早く治るというものです。
これはやけどやニキビ、切り傷などにも効果があります。
肌トラブルのすべての原因は乾燥という定義がありますが、かさぶたも乾燥しているからはがれやすくなり、治りにくいのです。
保湿をするとかさぶたを早く治すだけではなく、涙でまた涙やけが悪化するのを防ぐこともできるんですよ。
目の周りのかさぶたを保湿するときは、肌にいい成分を配合している無添加の人間用の保湿ローションを使って毎日ケアしてあげましょう。
保湿ローションを塗り方ですが、塗るときは指の腹を使って優しく塗ってあげてください。
爪が伸びていると目を傷つける可能性があるので、爪は短く切りましょう。
愛犬の爪も長いと、かさぶたをはがしてしまう可能性がありますので、短めにカットしておいてくださいね。
犬にも安心!無添加の保湿ローションを紹介
犬の涙やけによるかさぶたには保湿ローションが効果的。
無添加のものを選んで、こまめに塗ってあげましょう。
無添加の保湿ローションには、こんなものがあります。
・ナチュラル エッセンスローション(モーニュ)
加水分解こんにゃく根、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Naなどを配合。
加水分解こんにゃく根は、セラミドが多く配合されているこんにゃく由来です。
パラペンフリー、アルコールフリー、紫外線吸収剤不使用など犬にも安全ですよ。
・無添加スキンケア化粧液DXしっとり(ファンケル)
フレッシュモイストコラーゲン、クレアチン、スイートピー花エキスを配合。
クレアチンはたんぱく質の一種で、皮膚や毛の成長をサポートします。
配合している成分が少ないので、犬に使っても安心。
・モイストケアローション(dプログラム)
ローズマリーエキス、ヨモギエキスを配合しています。
ローズマリーエキスは保湿、ヨモギエキスはかゆみ・炎症を抑えます。
これも成分が少ないので犬に安心して使うことができますよ。
この3つの保湿ローションの中で一番安いのはファンケルです。
1本1,700円ぐらいなので、無理なく買える値段ですよね?
こうした無添加で余計な成分が配合されていない保湿ローションは人間にもいいです。
愛犬と同じローションでスキンケアして美肌になりましょう!
犬のかさぶたを治すにはワセリンパックが効果的って本当?
犬のかさぶたは放置しておくと犬がはがしてしまい、そこから雑菌や血が出てまたかさぶたが悪化するという悪循環になります。
放置せずにしっかり治しましょう。
かさぶたを治すにはワセリンパックが効果的といううわさがあります。
本当なのか調査してみました。
ワセリンは、がさがさになったかかとや切り傷も数日で治す効果がありますので、犬のかさぶたにも効果はあります。
もちろん塗るだけでも効果がありますが、パックをしてあげるとより早く効果が出ます。
パックのやり方は、ワセリンを塗ったら、ガーゼを小さくカットして目の下に貼って、そのまましばらく放置するだけ。
これを数日間繰り返していると、だんだんかさぶたが治ってきますよ!
ただ、わんちゃんによっては何か貼るのを嫌がる子もいると思いますので、そういう場合は、1日3回ほど塗ってあげるようにしましょう。
まとめ
愛犬が涙やけになって、しかもかさぶたができてしまったら、飼い主としては1日も早くなんとかしてあげたいですよね。
できればかさぶたにならないように、涙やけに気づいたら、少しでも早くケアしてあげましょう。
犬の肌に負担をかけないもので、保湿してあげると治りも早いですよ。
ケア方法は、犬の肌に負担をかけないもので、保湿してあげることが一番です。
無添加のローションを塗ってあげてもいですし、ワセリンも効果があります。
ワセリンがない場合は、ニベアなどの低刺激なクリームでも大丈夫です。
また、かさぶたができて取れてしまっても、しばらく保湿をしていればちゃんと治りますよ!
ぜひ、試してみてくださいね。